ヘヴィメタル編み物世界選手権 (Heavy Metal Knitting World Championships)

公開日:2020年1月31日  関連分類:

情報・写真引用:https://heavymetalknitting.com Heavy Metal Knitting World Championships 2019 by Joona Kotilainen

 

かなり旬に乗り遅れますが、知らない人もいるようなのであえて今の時期にこの記事を書きます。

 

ベヴィメタルと編み物を何故合わせた?!?!?!

 

その名も、ヘヴィメタル編み物世界選手権 (Heavy Metal Knitting World Championships)!

内容はそのまんまですよ!もちろん!!

 

 

記念すべき第一回目は2019年7月、ヘルシンキから北東400kmほど離れた街、ヨエンスー(Joensuu)というところで開催されました。

 

 

もう、先に言っちゃいますがこの第一回目の優勝者は日本人です!

お笑い芸人「うしろシティ」の金子学さんという方を代表とするグループでした。

日本でもちょっと話題になっていた(?!)のでご存知の方がいらっしゃるかと思います。

 

 

情報・写真引用:https://heavymetalknitting.comThe Winner of Heavy Metal Knitting World Championships 2019 – Giga Body Metal, Japan by Joona Kotilainen

 

さてこの、何とも奇妙なお祭りイベント「ヘヴィメタル編み物世界選手権」とは、どう言ったものなのか、ちょっと突っ込んでご紹介します。

 

 

そもそも誰がこのヘヴィメタルと編み物の大会をしようと思ったのか?

誰しもが「ヘヴィメタル」と聞くとイメージするのが、低重音で激しい音楽に強面の男性がベッドバンキングなどしてるような絵が頭に浮かぶことでしょう。

 

そして、打って変わって「編み物」は優しげなイメージ。

可愛らしい女性やおばあちゃんが、ゆっくりとした時間に編んでいるイメージだったりすることでしょう。

 

 

なぁーんでこの二つを組み合わせたのだ!

背脂たっぷりのラーメンに京菓子を組み合わせたような意外性!!(個人的意見です)

 

 

しかし、このイベント主催者側からすると、

「ミュージシャンがギターを頭の後ろへ持っていって弾くように、編み物ももちろんできる!」と言い切っています。

 

 

写真引用:The Badger HERALD -Greta Van Fleet deliver most impressive Sylvee performance yet

 

 

できるんですね。知らなかったわ…。

 

この、インパクト大のイベントを最初に思いついたのは、フィンランド国営放送YLEでジャーナリストを務める一人の男性 ペトリ・ラッシェイッキ(Petri Lassheikki)。

この方のアイデアが発端となり、この大会の会場でもある北カレリア地方のマリ・カルヤライネン(Mari Karjalainen)と、ヨエンスーの文化秘書官であるサリ・スヴァント(Sari Suvanto)という方々が現実化しました。

 

 

世界でもヘヴィメタルをこよなく愛する人が多い国といえばフィンランド、そして編み物愛好家も非常に多い国でもあります。

 

「この両方、共に大好き、という人は多いはず!

きっとこれは国際的に関心を集めるだろう」

 

と、初めから信じていたようで

 

 

「この大会を開くのならば、ワールドカップ選手権で開催すること」

 

を条件に企画されたようです。

 

 

 

 

第一回目の大会前にはどれくらいの人が興味を持ったか?

第一回目の大会は2019年7月でしたが、選手の応募やYoutubeにプロモーションビデオを載せたり、ウェブサイト公開などの宣伝は2019年4月から公開し始めました。

 

このインパクトのある「ヘヴィメタル編み物世界選手権」、世界中のメディアや人々の目に止まるのは想像以上に早かったそうで、公開後、わずか数日でソーシャルメディアには数千ものシェア、と「いいね」が付き、あっという間に世間に広がったとのこと。

 

 

最初の予選では世界各国の中から13か国、26組のグループがエントリーしました。

 

エントリー方法はYouTubeに1分間のプロモーションビデオをアップロードするという方法。

パフォーマンスのスタイルは自由ですが、使う曲はオリジナルではなく公式のヘヴィメタルの曲を使わなければなりません。

 

 

予選の審査では

振り付けパフォーマンス・独自の衣装(あれば)・曲に似合っているか・芸術的要素・編み物に対するプレゼンテーション…などが重要な審査基準です。

 

予選を突破したのは

フィンランドをはじめ、ラトビア、スウェーデン、イギリス、デンマーク、アメリカ、ロシア、そして日本!

この8か国からそれぞれ12組が決勝戦に出場しました。

 

 

 

 

決勝戦では予選での審査基準に加え、観客の反応も大きく影響してきます。

審査は主催者によって選ばれた3人の審査員が1〜10のポイントを付ける方法。

最高得点が同じポイント数の場合はリプレイラウンドで決定されるとのこと。

 

 

 

 

もちろん2020年もある!エントリーするにはルールがあります

第一回目で話題となり、大成功を収めた「ヘヴィメタル編み物世界選手権」もちろん第二回目も開催します。

エントリーはホームページからでき、締め切りは2020年3月いっぱいまで。

Heavy Metal Knitting World Championships・エントリー)英語

 

 

しかし、誰でもエントリーできるわけではありません。ルールがいくつかあります。

  • 18歳以上であること
  • 1グループにつき最大5人まで
  • パフォーマンス中、グループのメンバー最低1人は編み針を両手で持っていなければなりません。
  • ずっと編み続ける必要はありませんが、パフォーマンス中に編む事が絶対条件です。

 

これらの条件を満たしていれば、プロモーションビデオを先に書いたとおり、公式の曲を使って作成し、Youtubeにアップロードします。

 

決勝戦に勝ち残ったら、参加費はかかりませんが、決戦大会の会場までの旅費と宿泊費は実費だそう。

 

 

 

 

記念すべき第一回目の優勝、まさかの日本でしたが、そういえばフィンランドのエアーギター世界選手権でも以前、日本人の方が優勝していましたね。

 

今回、「一風変わった(フィンランドの)祭り」として記事にタグを付けて載せましたが、もしかしたら一風変わっているのはフィンランドだけでなく日本人もそうなのでは?!笑

 

 

情報・参考:heavymetalknitting.com

情報・参考:Yrittäjät -Hevisoolo neulepuikot käsissä? ..

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