2012年に発売したムーミンマグカップは5種類あります。
- ミムラねえさんの母(Mymble’s mother)
- フレー!(Hurray!/Hooray!)ヘルシンキ世界デザイン首都選出記念
- プリマドンナの馬(Primadonnas’ horse)
- ストックマン150周年記念マグカップ(Stockmann 150 Special Mug)
- ウィンターフォーリスト(Winter Forest)
限定品は太文字の4種類となります。
それでは、一つずつ紹介していきましょう!
フレー!(Hurray!/Hooray!)ヘルシンキ世界デザイン首都選出記念
ヘルシンキは2012年に世界デザイン首都(World Design Capital)に選ばれました。
アラビアは記念としてフレー!ムーミンマグカップを限定発売しました。
「フレー!」という言葉は喜び、応援を表現するもので、まさにヘルシンキが世界デザイン首都に選ばれたことにエールを送るような名前です。
デザインの絵はトーベ・ヤンソンの1960年に出版した絵本「Who will comfort Toffle?」から使用したもので、本来の絵はムーミン谷の皆さんが公園で祝っているシーンを描いていますので、ちょうど今回の特別記念のテーマに合致しています。
※写真出典:https://www.moomin.com/
絵の物語は寂しがり屋のクニットから始まります。
寂しがり屋のクニットはいつも一人でどんな人にも怖がる性格を持っています。
彼は世界を旅し、どこか自分でも住める場所を探していました。
ある日、森の中にあるヘムレ公園にたどり着くまで、彼はムーミン谷の皆さんにも怖がっていました。
黒森林の木には黄色のキラキラしたランプがつけられてあり、ムーミン谷の皆さんは真ん中にあるライトハウスの周りに集まっていました。
クニットは自分がようやく自分に合う奇跡的な世界を見つけたと感じました。
しかし、彼はある瓶をみつけ、中に手紙がありました。
どうやら、それはモランが監禁したトゥイットゥとう少女が書いた手紙のようです。
クニットはモランと戦う準備をしました。
戦いに勝ち、モランは逃げました。
クニットはトゥイットゥと恋に落ちました。
今度ムーミン谷はもう一度お祝いします。クニットはトゥイットゥと一緒にです。
このような物語を背景に持ち、ヘルシンキをお祝いしましょう!
写真出典:http://www.pientamuttasuurta.fi
2012年夏限定:プリマドンナの馬(Primadonnas’ horse)
2012年夏の限定マグカップのテーマは「プリマドンナの馬」です。
オリジナルの絵は「ムーミン漫画集第3冊」にあります。
絵が語っている物語はムーミン谷に洪水が来たことにかかわっています。
ある日、ムーミン谷に洪水が来ました。
その洪水によってあるサーカスがのまれ、非常に危険な状態にありました。
ムーミン一家は助けに行き、ムーミンが真っ先に発見したのはプリマドンナの馬でした。
漫画の中ではムーミンは馬に対して「あなたはリーダーの女性ですか?」と言いました。
馬は「リーダーの女性?その美しいラゴーナですか?いいえ、私は彼女の馬です。」と答えました。
マグカップの上にある絵は左右対称ですので、右手側からも左手側からも同じ絵が見えます。
※写真出典:https://www.moomin.com/
ストックマン150周年記念マグカップ(Stockmann 150 Special Mug)
フィンランドの老舗百貨店ストックマンが営業150周年を記念するために発売した特別記念ムーミンマグカップです。
絵のデザインはトーベ・ヤンソンがストックマン百貨店のために1950年代に描いたイラストから使用しています。
実はこのストックマン150周年記念マグカップは2回発売されています。
一回目の発売はわずか一日で完売しました。
しかもオンラインショップで殺到した注文が在庫よりも多く、多くのもらった注文をキャンセルせざるを得ませんでした。
この在庫の少なさと注文の勝手なキャンセルによって多くのムーミンマグファンの不満を募りました。
当時ファンの間でこれを「ストッカー現象」とまで皮肉に譬えていました。
二回目の発売でより多くのお客様に対応するようにしました。
※写真出典:http://muumimuki.fi
2012年冬限定:ウィンターフォーリスト(Winter Forest/冬森林)
2012年冬限定でアラビアが発売したムーミンマグカップのテーマは「ウィンターフォリスト」です。
まさに作者トーベ・ヤンソンの故郷フィンランドの冬をイメージしていますね。
マグカップの絵は1963年にトーベ・ヤンソンがサンタクロスの代わりに書いた手紙にある絵を使用しています。
その手紙の原文翻訳はこちらです:
私の小さな友達へ
お元気ですか?私はたぶん年の取ったサンタクロスでしょうね。しかもちょっと寂しいので手紙を書きたくなります。
世界中に無数の子供たちが私のことを覚えてくれて、私に手紙を書いてくれることを考えるとすごく楽しくなります。
ある子供たちは自分がほしいプレゼントについて書き、ある子供たちは他の人にあげてほしいプレゼントについて書き、ある子供たちはただ話したいために手紙を書き、ある子供たちは感謝の気持ちを伝えたくて手紙を書いてくれています。
どんな目的であろうか、すべての子供は私のことを考えながら手紙を書いています。そう思うとすごくうれしいです。だって、私は一年中一人で生活しているからです。
私は冬を待ちながら、子供たちはどのようなプレゼントがほしいかを想像しています。
そしたら、ある夜に雪が降ってきた音が聞こえました。私サンタクロスだけは雪が降る音が聞こえます。軽い雪が静かに降ってきて、世界中を柔らかくて白くて優しくしてくれます。
これで、私はわかります。クリスマスはもうすぐです。
※写真出典:https://www.moomin.com/
クリスマスイブはこんなにも特別で、他のどの夜とも違います。
一年で最も長い夜で最も暗い夜に世界中百万本以上のろうそくが光ります。
誰もがこの夜に他の人に優しくなります。
なぜならこの夜は神様が生まれた夜だからです。
私は小屋のドアを開け、北風に向かいながら銀の鈴を鳴らしました。
少ししたら色んな音が周りの森から聞こえてきました。
様々な冬の動物がスキーに乗ったり、スノーシューズに入ってたり、裸足であったり、もしくはトナカイに乗ったりして来ました。
私は溜まってきた全てのクリスマスレターと願望、そして夢を肩に載せ、仕事を始めます。
※写真出典:https://www.moomin.com/
みんなにそれぞれ正しくプレゼントを届けることは大事です。住所が正しく、プレゼントの箱は綺麗なままで。サプライズが起こるスペースも残しながら恥ずかしくてプレゼントを願っていなかった人にも忘れずに届けます。
我々は見られることなく、大自然にある音のように生きています。我々は世界中の親にプレゼントを子供にあげるという考え方を与えています。クリスマスプレゼントをもらえなかった人にも伝えたいです。「楽しく過ごしましょう!」と。
私は寂しくないです。なぜなら私には世界中の子供の期待を背負っていますから。
フィンランドの全ての木がオーロラの下にキラキラ光っています。
地面や私の小屋の周りに積もっている雪の上に急いでいるように多くの足跡が残っています。
プレゼントがどんどん溜まっていきます。
クリスマスイブが音のしない間に来ました。
全てのプレゼントは届けられ、届きました。
夜空にある星はこんなにも大きくて大地を照らしています。
私はオオカミ革のコートを着てコルヴァトゥントゥリの山頂に行き、雪に座ってが願いをしました。
「あなたたちみんなが楽しく生きて人々お互いのこともより好きになるように」
※写真出典:https://www.moomin.com/
そして私を忘れないように。
サンタクロスより
以上、さすが作家のトーベ・ヤンソンですね。その手紙の内容から色々感じ取れますね。
関連記事
お薦めムーミングッズ
かわいいムーミンが色々な形で登場します!是非参考にご覧ください。
記事が見つかりません
記事が見つかりません
記事が見つかりません
記事が見つかりません
記事が見つかりません
ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)