コーヒー消費量が世界一ともいわれるフィンランドでは、コーヒーが及ぼす身体への影響がまた注目されてきています。
朝にコーヒーを飲む人も日本では多いことでしょう。
コーヒーを飲むことはとりわけ、脳の健康や生活に影響を与える可能性があります。
良い効果のいくつかはカフェインによるもので、そしてその他のいくつかはコーヒーに含まれる様々な抗酸化物質によるものです。
更に、病気のリスクの減少の一部は、コーヒーが肝臓に影響を与えるメカニズムからと考えられています。
まだまだコーヒーに含まれる身体に良いとされる化合物の全てが知られているわけではありませんが、少なくとも分かっている身体への良い影響を与える事柄6つは知られています。
- カフェインによる良い影響
- 2型糖尿病の予防
- 肝臓への良い影響
- 腸がんのリスク軽減
- 腎臓病のリスク軽減
- 認知症のリスク軽減
前回ではコーヒーについて研究された結果を元に記事で取り上げましたが、
前回記事:コーヒーによる健康への影響ホントウソ・体にいい飲み方と種類とは?
今回はこのコーヒーが与える身体に良いこと6つとは、どういうことなのかを皆さんに届けしましょう。
コーヒーで元気が出て注意力が高まる・血中のカフェイン含有量は?
「コーヒー=カフェイン」
これは皆さんが一番に連想することでしょう。
コーヒーにはアデノシンと呼ばれる化合物の代謝に科学的に影響を与える爽快なカフェインが含まれています。
アデノシンは睡眠にとって重要であり、カフェインの刺激効果はアデノシンの作用をブロックするというという作用です。
コーヒーに含まれるカフェインの爽快な効果は、特に目覚めた後の朝に役立ちます。
そして、注意力も向上するので、例えば車の運転ミスが減少します。
一部の人にとっては、この爽快なカフェインの効果はコーヒーを飲み過ぎたり、また遅過ぎる時間にコーヒーを飲むと眠ることが難しくなる可能性があります。
ただし、これは人ぞれそれ個人的なもので、まさかのびっくり!
実は多くの場合、夜遅くにコーヒーを飲んでも影響はないとされています。
これはアデノシン受容体に違いがあるためです。
カフェイン代謝がどれほど速いかどうかという点で、人によって遺伝的な違いがあるという研究結果が出ています。
このカフェインによる爽快な効果は、1、2杯のコーヒーで十分得られます。
一杯のコーヒーには80〜100mgのカフェインが含まれており、血中のカフェイン含有量は、コーヒー摂取後の約30分、長くとも半減期で5〜6時間です。
いくつかの病気のリスクを減少させる
コーヒーを飲むと2型糖尿病を予防できることがわかっています。
北欧諸国と米国での多数の人口調査で、コーヒー1杯につき糖尿病のリスクが7%減少したとの結果が出ています。
ちなみに、フィンランドでは成人で1日平均5杯のコーヒーを飲みます。
この計算からすると、フィンランド人の病気のリスクは30〜35%削減されているということ。
2型糖尿病に対するコーヒーの影響は肝臓を介して伝わると考えられてきました。
米国のジョンズ・ホプキンス研究所によると、コーヒーを飲むと、特に女性の心臓病、脳卒中、腎臓病のリスクが減少します。
また、パーキンソン病の予防に役立ち、病気の症状を軽減することもできます。
なんだか意外?!コーヒーが肝臓に優しい
定期的にコーヒーを飲むことは肝硬変のリスクを減らすことがわかっています。
アルコール関連の肝障害との差は明らか。
飲酒すると、肝臓から排出されるGT酵素の血清レベルが上昇します。
が、コーヒーを飲むと定期的に消費されるGTは濃度が低くなっています。
しかし、コーヒーの影響が弱すぎるため、コーヒーがアルコールによる害を防ぐとは言えません。
アルコールとコーヒーが肝臓に及ぼす影響は、同じメカニズムに影響を与える可能性があります。
だからといってコーヒーの肝臓への影響はカフェインによるものではありません。
研究によると、カフェイン抜きのコーヒーとカフェイン入りコーヒーは同様の効果があります。
腸がんのリスクが軽減される
ハーバード大学のウェブサイトでは、コーヒーが胆汁酸の産生を刺激し、大腸を介した消化を速めることができ、それによって結腸組織が露出している有害な発癌物質の量を減らすことができると説明しています。
なんだかちょっと難しい話にもなってしまいましたが、要するに研究によると、コーヒは少なくとも腸がんのリスクを減らすことができるという兆候があるということです。
コーヒーに含まれるさまざまなポリフェノールは、動物実験で癌細胞の増殖を抑制することが示されています。
コーヒーはまた、多くの癌の危険因子である炎症を軽減するようで、ある研究によると、コーヒーを飲むと腸がんの発生率が26%低下しました。
腎臓病のリスクも下げる
Journal of Nutritionalで発表された研究によると、
毎日少なくとも2杯のコーヒーを飲んだ人は、腎臓病を発症するリスクがほぼ1/3低くなっていました。
では、コーヒー以外の飲み物ではどうなのか?
これがですね、お茶や他のカフェイン入り飲料は、病気のリスクに影響を与えなかったのです。
研究によれば、保護効果は特に末期腎疾患に対して向けられるであろうと言われています。
末期腎疾患は、透析治療なしで死に至る腎臓病の最も深刻な病気です。
記憶の保護効果がある・認知症発祥のリスク軽減
高齢者の日常生活に及ぼす記憶問題、これをコーヒーに含まれるカフェインが改善し修正することが研究で判明しています。
フィンランドで行われた追跡調査によると、
毎日3〜5杯のコーヒーを消費した高齢者は、コーヒーを飲まなかった/6杯以上のコーヒーを一日に消費した高齢者よりも認知症を発症するリスクが低かったとの結果が出ています。
これと同様の研究結果、実はフィンランドだけでなく他の国の研究結果からも報告されている事柄です。
しかし、コーヒーの飲み過ぎは、胃を不快にさせる可能性もあります。ですのでほどほどの量を飲むのが大切。
身体に良い影響を与えるものでもやりすぎは禁物ということです。
コーヒーにも色々な飲み方や種類がありますね。
エスプレッソ、フィルターコーヒー、缶コーヒーなどなど・・・
どんなコーヒーが一番身体に良いのか知っていますか?
*知らない方はこちらで紹介していますのでぜひ。
参考:コーヒーによる健康への影響ホントウソ・体にいい飲み方と種類とは?
美味しく健康的にコーヒーをいただいで1日を元気に過ごしましょう!
情報・引用:Iltalheti -Tiedätkö, mitä aamuinen kahvikupillinen voi sinulle tehdä? 6 tutkittua terveysvaikutusta
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1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
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「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
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「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
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