※この記事はあくまでも筆者の個人経験をもとに作成しており、すべての個人に当てはまるわけではないことを何卒ご理解の上お読みください。
筆者(店長のケンです)は仕事の関係で約2年ぶりに日本の東京に戻ってきました。
しかも、滞在は少し長めの5週間です。
つまり、慣れ切ったヘルシンキ生活から5週間の東京生活を過ごします。
この期間中にヘルシンキ生活と東京生活にある大きいな違いを再確認することができ、その違いを3つの面からまとめてみました。
宜しければ是非ご参考にご一読頂ければ嬉しいです。
違い(1):東京では人口が多く、密集していることは最も大きいな問題点
厳密にいうと、人口が多く、密集していること自体は東京で問題になっていません。
しかし、人口が多く密集していることで東京での生活の品質が上がらない要因になっていると筆者は思います。
それも人口と人口密度が下記三つのことに直接に関係しているからです。
- スペースが非常に狭い
- 移動の距離が長い
- 大自然が非常に遠い
「スペース、移動距離、大自然へのアクセス」この三つは実に東京(首都圏)で生活に対する幸福度が上がらない理由だと筆者は思います。
狭い生活スペースと幸福感の関係
なぜなら、生活のスペースが狭いと、日々の生活は窮屈感と我慢の中で過ごさないといけません。
家の部屋が狭い。
電車の座席が狭い。
(混雑度が高いときに立つときのスペースもとても狭い)
カフェのテーブルが狭い。
歩道が狭い。
そうなんです。
歩道が狭くても使えないわけではないです。
問題になっているほどでもないです。
しかし、窮屈感と我慢は常に伴っているのです。
移動の距離と幸福度の関係
東京(首都圏)に住んでいると、日々移動の距離が結構遠いです。
それも当然そうです。
首都圏は人口3千万人以上の大都会ですから。
となると、片道の移動が普通に10キロや20キロを超えます。
そのため、生活の中で移動だけで時間が費やされ、体にも疲れがたまります。
(筆者は千葉県市川市に宿泊していますが、都心までおよそ20キロの距離です)
ヘルシンキは都市人口が比較的に少ないため、生活中の移動距離が比較的に短く、移動に使われる時間もより短いです。
(筆者がヘルシンキにある自宅は市中心までわずか3キロ!です)
これだけで、ヘルシンキ生活の中にあるストレスが自然に東京生活よりも少ないです。
大都会の問題:大自然から遠い
東京生活のもう一つの問題は「大自然への距離が遠い」です。
ヘルシンキだと歩いて30分で海辺へ行けます。
バス乗車30分で森に入れます。
しかし、東京都市圏に住んでいると、ひとの少ない森まで行くには2時間電車に乗らないといけないです。(例えば、都心から青梅まで)
せっかくの休日に往復4時間も時間かかると思うと大自然に行くなんてやめてしまうでしょう。
違い(2):生活品質を上げたいことと稼がなきゃいけないことの悪性循環
上述の通り、生活のスペース、移動の距離と大自然へのアクセスは実に生活の品質に強く関係する要素だと筆者は思います。
ヘルシンキでは高い生活品質を確保することがそれほど難しくないですが、東京では難しいです。
東京での生活の中でスペースが狭いので、多くの人々は一生懸命稼ぎ、より大きい家に住み、より大きい生活スペースを手に入れようとします。
移動の距離を短縮させるため、家賃の高い都内に住もうとします。
大自然を求め、家賃や地価の高い川沿い、海沿い、大きい公園の近くに住もうとします。
となると、生活にたくさんの収入がないといけません。収入を増やさないといけません。
一生懸命働いて稼いで「もう少しスペースを手に入れる」「もう少し便利に過ごす」「もう少し幸福感を上げる」ために生きるようになってしまいます。
結果的に幸福感が高まらない生活を日々繰り返します。
ヘルシンキの生活では人口が少ないため、比較的に簡単にスペースを確保でき、移動の距離も短く、大自然へのアクセスも便利なので、「一生懸命稼がないといけない」という考え方・気持ちになりにくいです。
そのため、ヘルシンキで過ごしていると、「そこそこ稼いでいれば十分」という概念が一般的で、生活のストレスも比較的に低いです。
違い(3):生活の充実感が足りないのは頑張りが足りないと勘違いする
読者のあなたにとって「生活の充実感」はどういうことでしょうか?
筆者が東京に生活していたごろに(東京では8年間生活していました)「生活の充実感」は仕事での達成感と様々なことをやる、色々なことにチャレンジすることで得られることだと考えていました。
しかし、フィンランドでヘルシンキで生活する筆者の考え方は変わりました。
大自然に触れ、ひとりのスペースを得て一人の時間をゆっくり過ごし、穏やかな気持ちでリラックスして周りを五感で感じてゆっくり考えることで充実感が得られることがわかりました。
努力することは重要です。
しかし、生活を走りっぱなしにする必要がないことがフィンランドでわかりました。
「生活の充実感」を得るには「何かをやらないといけない」ではないのです。
東京、もしくは日本で生活していると何かをやっていないと、勉強していないと、資格を取らないと、前に進まないと、生活が空しく感じるかもしれません。
でも、国が変われば、環境が変われば、感覚は変わるのです。
是非フィンランドでこのような感覚を体験して頂きたいですね。
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)