【ヘルシンキのおすすめカフェ：市中心】かもめ食堂ロケ地「Cafe Aalto」

映画「かもめ食堂」のおかげでこちらのカフェアールトはもしかしたら日本人の中で最も知られているヘルシンキのカフェの一つかもしれません。

 

日本人の中で知名度の高いカフェアールトに行けば必ず一人か何人か日本人がいるというふうに感じています。

 

(なんと、日本人にあまりに人気なため、カフェアールト２号店が京都にできたそうです！！

ウェブサイトはこちら！お近くの方ははぜひ足を運んでみて、よければ感想をお聞かせください！)

 

 

話はヘルシンキに戻りまして、カフェは大きな本屋の中にあり、本に囲まれているカフェアールトには独特な雰囲気を感じることができます。

 

もう1つかもめ食堂に関わるカフェを紹介しています。

 

 

また、歴史を感じる建物と大理石などの建材や内装だけあって日本の昭和時代のフィンランド版という雰囲気を味わうこともできます。

 

筆者が訪ねた際にはほとんどのお客様はローカルのフィンランド人で年配の方が多い感じですね。お昼の時間というのもあり、多くのお客様はランチとコーヒーを注文していました。

 

 

Cafe Aaltoについて

カフェアールトには実に波乱万丈な歴史があります。

 

現在のカフェアールトが入っている建物は「Rautatalo（鉄鉱ビル）」と呼ばれ、フィンランド有名な建築家アルヴァ・アールトによって１９５５年にデザインされ、建設されました。

 

 

当時ヘルシンキの中心地にある鉄鉱ビルはビジネスオフィスビルとして使用されており、中にあるオープンスペースのカフェは人々交流の場として盛んでいました。

 

しかし、３０年が経ち、１９８５年前後にヘルシンキにオフィスビル建設ブームが始まり、多くの商業ビルが建てられ、多くのカフェも街角に開業したため、鉄鉱ビル自体も、中にあるカフェもその重要性が徐々に下がっていました。

 

 

その後、経営不振により、鉄鉱ビルの中の家具は競売にかけられ、隣にある高級百貨店老舗のストックマンに売却され、ストックマンはアールトファンデーションに家具の所有権を寄付し、譲渡しました。

 

所有権はアールトファンデーションにありますが、使用権はアールトファンデーションからストックマンに任されています。

 

ストックマンは同じアールトにデザインされた建物であるKirjataro（書籍ビル）にカフェの設置を企画し、使用権のある家具を使おうとしていました。

 

 

起業家のマイヤーに書籍ビルに新生したカフェの運営をストックマンから任され、アールトという名前の使用権を得て書籍ビルにカフェアールトを１９８６年にオープンしました。

 

現在は家族ビジネスとして２代目が運営を続けています。

 

 

メニュー

カフェではありますが、軽食、ランチからワイン、お酒類も提供されています。

 

せっかくなので、アルコールの入っているアイリッシュコーヒーはいかがでしょうか。

 

ちなみに、フィンランドのカフェは通常カウンターで注文しますが、カフェアールトはテーブル注文、テーブル会計です。入ったらまずテーブルに座ってウェーターを呼びましょう。

 

 

 

 

営業詳細

• 店名：Cafe Aalto
• 公式WEB：Webサイトへ
• 公式Instagram：Instagramへ
• 営業時間：月-金）9:00~20:00　土）9:00~18:00　日）11:00~18:00
• 住所：Pohjoisesplanadi 39, 00100 Helsinki（アカデミック⋅ブックストア内２階）
• 地図

 

 

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