サウナに入ったことある方ならば経験はあると思いますが、サウナに入ると、ベンチに「サウナマット」(もしくはサウナシートカバー)を敷き、その上に座りますよね。
通常のサウナ施設であれば、サウナマットやサウナシートカバーは大体設置されているか、用意されています。
サウナマットがどんな素材で作られたかを考えたことがございますでしょうか。
そして、それぞれの素材にはどんな特徴もしくは利点・欠点があるか、ご存知でしょうか。
今回の記事に通じ、サウナマットと様々な素材についてご紹介したいと思います。
発泡ポリエチレン素材のサウナマット
日本でよく販売されているサウナマットの多くは「発泡ポリエチレン」で作られています。
発泡ポリエチレンで作られたサウナマットには多くのメリットがあります。
発泡ポリエチレンサウナマットのメリット
(1)とにかく安い
一つ目のメリットはとにかく値段が安いことです。
化学合成で且つ大量生産されているため、発泡ポリエチレンのサウナマットは1枚200円程度でとても安く販売されています。
(2)軽量
発泡ポリエチレンは素材の特徴でとても軽いです。
サウナマット1枚30グラム程度ですね。
(3)折り畳み可能
発泡ポリエチレン自体は縮まないので、縮めて収納することができないが、デザインによって折り畳むことができ、コンパクトにまとめることができます。
発泡ポリエチレンサウナマットのデメリット
発泡ポリエチレン素材のサウナマットには多くのメリットがあるが、その代わりにデメリットも多いです。
(1)質感が低い
発泡ポリエチレン素材の特徴とも言えるが、見た目も使う感覚はやはり多少質感が低く感じやすいものです。
更に、使い込んでいくうちに細かい傷がつき、歪みが生じ、さらに質感の低さが目立ちやすいですね。
(2)肌さわりがベストではない
発泡ポリエチレン素材の肌さわりはやはり柔らかいコットンやリネンに比べ、非常に良いとは言えません。
室外でしたらズボンを履いてるので座ってもあまり気にしないが、サウナの中では肌が直接触れるので多少気になりますね。
(3)縮まない素材でスペースは取る
発泡ポリエチレンは製品デザインによってコンパクトにまとめることができるが、体積が小さくなるわけではないため、いくら折り畳んでもある程度のスペースは取ります。
100%コットンのサウナマット
サウナ施設でよく見かけ、用意されているサウナマットのほとんどが100%コットン製のサウナマットです。
100%コットンのサウナマットはその素材の特性において、発泡ポリエチレンと正反対な製品だと考えることができるかもしれません。
100%コットン製のサウナマットの最大な特徴はその肌触りです。
柔らかくて肌触りがいいので、室外でズボンを履いて座るマットと違い、サウナで肌がそのまま触れるサウナマットへの感触は言うまでもなく、コットンのほうが発泡ポリエチレンより優れています。
そして、コンパクトでまとめられることや軽量といった面でも発泡ポリエチレンのサウナマットに劣っていないし、洗濯機で洗濯できるので、メンテナンスの面でも楽。
ただ、値段は発泡ポリエチレンのサウナマットより高く、数百円から数千円程度です。
それももちろん、化学合成の発泡ポリエチレンと違ってコットンは天然素材ですので、値段は直接に比べてはいけないでしょう。
リネン・コットン混合繊維のサウナマット
最後にご紹介したいのはリネン・コットン混合繊維で作られるサウナマットです。
リネン(Linen、亜麻)という素材は日本であまりなじみがないですが、欧米では家庭でよく使われる定番の素材です。
リネン素材の特性は「吸水性」「速乾性」と「耐久性」です。
コットンに比べると、吸水性は若干劣るが、速乾性と耐久性はコットンよりもはるかに高いです。
特に湿気の高い日本(ヨーロッパに比べて)においては、速乾性は臭いを抑えることに直結するので、日本でさらにその機能性を発揮できるのではないかと筆者は思います。
更に、リネンは使えば使うほど柔らかくなり、使いやすくなる素材です。
耐久性が高いので、繊維の断裂が起きにくく、何年間も使えるのがその特徴です。
唯一あまり日本人に好かれないのはコットンよりも若干劣る肌触りですね(若干硬め)。
そのため、リネンとコットン混合繊維で作られるサウナマットはリネンとコットンのそれぞれの強みを持ち合わせる製品になります。
「肌触りがよく、吸水性と速乾性を持ち合わせ、コンパクトにまとめることができるだけではなく、洗濯メンテナンスも簡単。しかも質感が高い」という優れた特徴を持ちます。
これらの特徴は特にサウナマットに適しているのではないかと筆者は思います。
肌触りがいいので、座り心地がよく、汗でぬれても速乾性があってあまり臭いに気にしないし、水で簡単に濯ぐこともできます。
そして、見た目の質が高く、耐久性も優れています。
まさに一枚で何年間もずっとサウナを楽しめるサウナマットにベストな素材です。
一枚の単価が比較的に高い(1枚千円以上)ですが、メリットとデメリットの面を合わせて考えてもリネンとコットン混合繊維のサウナマットをお薦めしたいですね。
以上、サウナマットの素材について比較・考察してみました。
いかがでしょうか。
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