たまたまですが、筆者は昨年冬にヘルシンキで開催されたアウトドア展でArchipelago Trailのことを知ることができました。
※アウトドア展というのは自転車、キャンピング、騎馬、ゴルフなどのアクテビティに関連する商品の展覧会や情報交換会です。
アウトドア展は見て回るだけでも楽しいです。最新型のキャンピングカーやアウトドアグッズが多く展示され、普段見ないものが見れます。
他に多くの地域自治体や自然団体も自然観光情報を宣伝していました。
例えば、ハイキングのできる自然保護エリアの情報、長距離カヤッキングができるルート、そして今回の群島の道(Archipelago Trail)に関する情報も手に入れることができました。
当時群島の道のパンフレットを見た時に本当にこの旅が実行されるとは思ってもみませんでした。
いつか行ければいいなと何となく思ったのですが、まさか本当に行きました。。
※キートスショップ主催ヘルシンキ現地ツアー
まずは雰囲気のわかる動画を!
動画撮影を行ったので、良かったら雰囲気のわかる動画をご覧ください~!
フィンランド南西海岸の島々を渡る250キロのルート
フィンランドには数多くの島があります。
その総数が17万を超えます。
そして、フィンランドの南西部の海岸からオーランド諸島の間に数多くの島が星のように点在しています。
今回紹介する群島の道というルートはフィンランド南西岸にある古都トゥルクを起終点とした、20個の島を9隻のフェリーと12個の橋で繋がれた250キロのループ状のルードです。
フィンランドの有名なことやすぐイメージすることと聞かれれば、「森」「湖」「サウナ」と思い浮かぶと思うが、「群島」というのはあまりイメージがないでしょう。
イメージが薄い分、群島の道(Archipelago Trail)の地図を見た時に、想像が勝手に膨らみ、なんだかワクワクしていました。
自転車でチャレンジ!250キロ群島巡りの旅
「群島の道」は英語でArchipelago Trail、フィンランド語でSaariston Rengastieと呼ばれています。
このルートを旅するには車やバイクはもちろんできますが、徒歩、自転車、バスでもできます。
※バスは途中までしか行けません。
しかし、このルートを最大限楽しむには「自転車」が一番いいと多くのネット記事や口コミから確認しました。
そのため、250キロと距離短くないが、自転車で行くことにしました。
そもそも「島々」を「自転車」で回ること自体普通考えられないので、それはどういうことかと思うと余計惹かれますね。
更に、フィンランドの夏、フィンランドの大自然を存分に楽しむために3泊はすべてキャンピングというスタイルに決めました。
それで、体力に自信があり、キャンピングや自転車に多少慣れているメンバー3名を招集しました。
独特な風景、文化、雰囲気が感じられる「群島の道」
「群島の道」にある風景、文化と雰囲気は格別です。
「群島」と言っても実は多くの人々が住んでいるエリアで森や農場が広がるエリアです。
そのため、小さなお店や港もいくつかあります。
そのため、フィンランドの国立公園でよく見る深くて広い森や湖よりも広大な田園風景、島々と海が「群島の道」の特徴です。
橋を渡っている時に遠くまで眺め、島々と海の絶景を見て感じることができます。
島の中に入っていくと、古い農村や閑静な田園風景をいくら見ても飽きません。
また、面白いことに、フィンランドの公用語はフィンランド語とスウェーデン語の二つと定められているが、9割の人口はフィンランド語を話します。
スウェーデン語を話す人は5%程度にとどまっています。
しかし、フィンランド南西群島のエリアに来ると、スウェーデン語を話す人が6割を占め、道路の標識やスーパーにある商品の値札もスウェーデン語が上に来ます。
地名でさえスウェーデン語中心になります。
同じことをグーグルマップを見ても同じです。
トゥルクという町のフィンランド語は「Turku」ですが、スウェーデン語は「Åbo」です。
グーグルマップ上の標記はTurkuが上に出て、Åboは下に併記されています。
しかし、群島の道にある町「Pargas」や「Nagu」は実にスウェーデン語の名前でグーグルマップには上に出ています。
そして、下に併記されているのがフィンランド語の名前で「Parainen」と「Nauvo」です。
このように、フィンランド国内とはいえ、フィンランドのこのエリアはスウェーデンに近い地縁関係によって、何百年も前からスウェーデンの影響を受け、現在でもスウェーデンが主要言語になっています。
自由と安らかを求める旅
最近筆者がよく思うことですが、フィンランドでの旅は他の国での旅と違います。
急いで効率的に観光スポットを回る旅ではないです。
そのような場所ではないように思います。
フィンランドでの旅は時間を忘れ、自由に、気のままに、癒される旅です。
ゆっくり見てゆっくり過ごしてゆっくり感じるのが大事だと思います。
そこにフィンランドの良さがあると思います。
今回の旅でもそうでした。
自転車を使い、キャンピングというスタイルを採用することで、旅のほとんどのは時間をあまり気にする必要がありませんでした。
起きる時間、食事の時間、到着の時間はアバウトでいいんです。
ゆっくり風景を見たいときにはゆっくり見ます。
お腹が空いてきたら食べ物を探します。
疲れたら休みます。
観光スポットに関しても、見れたら見ます。
見れなかったら別にいいんです。
とてもシンプルで自由です。
このようなスタイルが一番フィンランドの旅を楽しめるのではないかと思います。
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ショップコンセプト
1.フィンランド 北欧というと?
フィンランドもしくは北欧というと「幸福度が高い」「社会福利が充実」「なんかみんな楽しく生活している」というイメージを持つのでしょうか。ただし、実際に見て感じてみると、合致する部分もそうではない部分も見えてきます。良いと思う部分をうまく取り入れ、そうではない部分も積極的に理解することが大切だと思います。そのため、キートスショップは「フィンランドもしくは北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことの実現を目指していきたいです。
2.雑貨と現地ツアーに通じて幸せを増やしたい
「フィンランドと日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」という目的を果たすため、キートスショップ現在は「フィンランド雑貨販売」と「ヘルシンキ現地ツアー」の2軸で事業を展開しております。フィンランドの雑貨が好きな方により良い製品、より早く、より良い価格でご提供し、フィンランド雑貨をお客様が手に取る際の喜びを想像しながら事業を運営しております。また、実際にフィンランド・ヘルシンキまで旅をされた方々にはフィンランド文化の核心価値を実際にご体験頂けるヘルシンキ現地ツアーをサービスとしてご提供しております。
「キートスショップで買ってよかった!」「キートスショップのツアーに参加してよかった!」というお客様の声を糧に、より良い商品を提供できるよう、より良いツアーを提供できるよう進めていきたいと思います。
3.運営に「誠実」と「感謝」
「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」目標に目指しながら、キートスショップは感謝の気持ちをベースに「誠実に対応する」ことを運営の第一事項にしております。いかなることに関しても最大限誠実な対応を致しますので、ご意見・ご質問は随時お問い合わせください。遅くても24時間以内にご返答致します。お問合せフォーム、メール:ken@kiitos.shop
4.キートスショップの名前
「Kiitos」はフィンランド語で「ありがとう」を意味する言葉。『フィンランドには優れたデザインや製品を提供してくださることに、日本の方々には外国の文化を理解して頂くことに感謝し、ショップ経営に取り組んで行きたい』そのような思いから、ショップ名を「キートスショップ」にしました。
キートスショップは、「フィンランドや北欧と日本の交流を促進し、人々により幸せな生活をして頂く」ことが実現されるよう努めてまいります。
キートスショップスタッフ一同より(フールバージョンはこちら)